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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

いとの森の家  東 直子

主人公カナコは小4の女の子。
両親と姉・妹の五人家族。
父の転勤で福岡の糸島半島の「いと」と呼ばれる田舎の森の近くに家を建てて引っ越す。
初めての田舎生活で戸惑うことが多い。
小学校の集団登校のまっすぐな長い道は降り続いた雨でじっとり濡れていた。
その一本道の両側は田んぼで、雨に濡れた道へ田んぼから飛び出してきた蛙が、車にしかれてつぶされ
雨でふやけた白い蛙肉が道一面に敷き詰められていた。
よけて通るにもスペースがなく、気分が悪くなり登校初日から保健室のお世話になった。

友達もでき近所に住むアメリカ帰りのシャレたおばあさんとも知り合った。
おばあさん「ハルさん」は死刑囚の慰問をしていた。
手作りのお菓子や置物など色々もって刑務所を訪れるのである。
刑を執行されて遺骨の引き取り手がない人の骨を持って帰ったりもしていた。

このハルさんは死刑囚の母と呼ばれ、福岡の刑務所を訪問して死刑囚とたくさんの手紙を交わしたり
した人で実話です。
いろんな田舎生活を楽しみやっと慣れて一年と少し、また突然の転勤で広島へ行くことになってしまう。
この物語はいとの森の家で過ごした一年余りのカナコ一家の様子を書いたものです。



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by huutyann1 | 2016-12-21 19:12 | Comments(0)