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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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 「大好きな彼女と結婚したが、一度こじれると愛なんてもろいもんだ」と要は思った。
 「結婚できればいいってもんじゃない。結婚が全てではない。結婚は通過点に過ぎない。」
 と夏樹。
 この本は刑事ものだけど愛についてもよく考えている。
 まわりくどい人には魔がさす、という瞬間が訪れる。
 完全に感情をコントロールできる理性などこの世に存在しない。
 人の未来を決定する力を持つのはいつも感情ではないのか。

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by huutyann1 | 2010-07-20 07:58 | Comments(0)

 ペナレスでは聖なるものと俗なるものとが画然と分かれていなかった。
 それらは互いに背中合わせに張り付いていたり、一つの物の中に同居していたりした。
 喧騒の隣に静寂があり、悲劇の向こうで喜劇が演じられていた。
 ペナレスは命あるものの生と死の全てが無秩序に演じられている劇場のような街だった。
 私はその観客として日々街のあちこちで遭遇するさまざまなドラマを飽かずに眺め続けた。
 街のすぐ近くガンガーの沐浴所の隣に死体焼場がある。
 竹のはしご状のようなものを横にして死体を乗せ、前後を担いで歩いて街中を通り歌いながら
 焼場に死体が運ばれてくる。
 大量のマキで組んだ櫓の上に乗せ点火させる。
 灰は聖なる河、ガンガーに流される。
 金糸銀糸も美しいきらびやかな布に包まれた死体もある。

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by huutyann1 | 2010-07-08 08:19 | Comments(0)