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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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  下らない奴らに媚びたり敷かれたルールの上を往復する様な人生は、送りたくないと思っていたSは
  「当てもなくさまよう者」という意味でのEXILEになった。
  何かを捨てるということは身軽になるということだ。
  そして新たなる何かを発見する可能性を持つということである。
  旅人にはその可能性が与えられる。
  
  しかし自分らしく生きていける行ける場所は見つからなかった。
  旅はSにそんなところはないと教えてくれた。
  それに近い場所、つまり「義務」「生産」「発展」よりは「楽しく」に重点を置いた文化は確かにあったが
  そういうところは「よそ者」を受け入れない体質を持っていた。
  
  その意味でいちど「エグザイル」になったものは一生「エグザイル」でいなければならないのかもしれない。
  祖父はイギリス人、祖母は日本人一人息子がSの父。

  エグザイルとは流浪の民・放浪者・アウトサイダーという意味で皆社会の外で面白おかしく自分のスタイル
  を維持して生きている。
  自分もこれだと思った。

  放浪の末選んだのが本屋の経営である。エグザイルス と名付けてオープンし、町のさまよえる魂達の
  寄生木のようなところになった。
  
     1階はブックショップ
     2階はギャラリー
     3階はスタッフたちの住むところでシドニーの夜景が一望できた。
  5年は順調だったがその後破産宣告に追い込まれた。
  自己破産を受理され政府の破産管財人のオフイスへ呼び出され、その場で持っていたクレジットカード
  すべてにはさみを入れられた。
  そしてそれから5年間は車のような高価なものを買うことも出来なくなった。
  またいろんなことに巡り合い、ブックショップをたたんで12年目、バリ島で カフェエグザイルス を開店。
  広い庭のあるサンタフェスタイルノカフェである。
  
  人間は全て自由にハツラツと情緒的に自分らしく生きる権利があるとSは信じている。
  
  
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by huutyann1 | 2012-08-18 18:51 | Comments(0)