ブログトップ

読書日記h1

huutyann1.exblog.jp

本が好きなことの幸せ

<   2013年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧


 香恵が借りた部屋の押し入れに前住者のノートが残されていた。
 そのノートの内容と物語の本筋が、交互に記されて物語は進められていく。
 香恵は大学生で文具店でバイトをしている。
 先輩の店員さんが、「良い名だねえー香恵(買えー)だなんて」というところが面白くて笑えた。
 香恵は万年筆売り場に回されて石飛さんという男性のお客さんと知り合う。
 
 一方ノートの持ち主は週学校の先生で、日記の内容は子供たちのことを書いたり
 自分のことを書いたりしている。
 ノートでその人のことをいろいろ知り、会ってみたくなり小学校を訪れるがその人は交通事故で亡くなって
 いた。
 
 結局石飛さんの彼女がその先生であることでオチがつくのだが、なんか無理をして合わせているような
 終わり方だった。
 
 実は著者の実姉が小学校の先生で、数年前に交通事故死していて押し入れにその時の記録・子供から
 渡された作品・連絡帳が発見された。
 それらを見ているうちに本にすることを思いつきかいた作品だそうです。
[PR]
by huutyann1 | 2013-02-18 19:59 | Comments(0)

 昭和21年秋、夫と幼い娘とともに満州から引き揚げてきた20歳の綾子。
 戦後の混乱と復興の中での綾子の苦難と葛藤を書く自伝的小説。
 
 綾子一家は高知県吾川郡の仁淀川のほとりの夫の生家で暮らすことになった。
 お嬢さん育ちの綾子は農家の姑との生活は合わず、結構わがままを通しているが
 心労から肺結核を発病する。
 さらに最愛の母と父を相次いで失った綾子のもとに父の日記が残された。
 何もしない父であったが昭和12年から亡くなる直前までつけていた14年間の
 営業日記・分厚い人名簿を見つけた。
 いずれも綿密に記録されており、ぱらぱらとめくってみるとそこに綾子や娘の美那の
 名前も時々出てきてこの日記は綾子の後世の文筆活動に非常に役に立った。
[PR]
by huutyann1 | 2013-02-12 08:06 | Comments(0)