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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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 京都六道の辻は、この世とあの世の境と言われている。
 死んだ者はこの辻をとおってあの世に向かうという信心があった。
 平安時代は鳥辺山といって、清水から五条あたりの東山は遺体の捨て場所になっていた。
 そこへ空也上人が寺を作った。
 西方光寺という。今は六波羅蜜寺となっている。
 その宝物館には木彫りの空也上人がいる。
 宝物館は一部屋で薬師如来・持国天像・平清盛座像の重要文化財がありそこに空也上人がいた。
 一メートルくらいの立像ですっかり薄くなった草鞋・首からつるした鉦(かね)・それをたたく撞木を右手
 ・左は杖。
 「10世紀の京都は悪い病気が伝染して、死ぬ人が多かった。
 上人はこの立像の姿形で死者を焼き、誰もが極楽へ行けるように祈った。
 「ほら、しゃがんで上人様の目を見て御覧」案内人が言った。
 座って目を除くとぴかりと光った。まるで生きているようだった。
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by huutyann1 | 2013-03-20 20:16 | Comments(0)

 にんげん、図星をさされたら腹が立つ。
 たとえ相手がどんなに親しい人でも。
 電話でタカハシは祐介が一番気にしていることを言った。
 <こういうことになっちまった原因の一つは、お前のそのはっきりしない性格にあると思うぞ。>
 2年間付き合った由美子をあろうことか、自分の兄にとられ傷心の祐介は大学を休学し、長野新幹線の
 上田駅の菅平のペンションで働くことにした。
 雑用係みたいなもので朝早くから、夜遅くまでこき使われるが、祐介はここの人間関係も仕事も気に
 入っている。
 仕事仲間で年上、子連れの瞳子さんは言う。
 「私を不幸にするのは何時だって私自身。幸せにできるのも私自身。」
 「他人がどう思おうと本人が満足できるなら、それは幸福でありうる。」
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by huutyann1 | 2013-03-06 20:42 | Comments(0)