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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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 ランディのエッセイ。
  
 兄が43歳で餓死という形で自死。
 この兄のことを書いた「コンセント」が田口ランディの作家としての出発点になる。
 
 兄の自死で価値観が変わり千々に乱れ自分を見失った。
 そんな時に妊娠した。
 子どもというものは生まれてくると言うだけで、大役をこなしている。
 
 母はこの孫の世話が一段落した途端、脳出血で倒れて亡くなった。
 もし孫が生まれていなかったら、長男を亡くした母はどんなに淋しく死んでいったことだろう。
 
 2007年の夏父は、脚立から落ちて腰の骨を折り入院。
 寝たきりになりアルコール中毒の父は二日目に禁断症状が始まった。
 そんな状態の中、肺にがんが見つかった。
 がんセンターでは譫妄状態を治さないと入院できないと言われ、精神病院では癌を
 治さないと入院できないと言われた。

 ついに最終緩和ケアのホスピスに転院。
 ホスピスは終末期の患者が入るところで、痛みを和らげるが病気の治療はしない。
 全然治療してくれないことに違和感を覚えたがホスピスはそう言うところである。
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by huutyann1 | 2013-07-23 07:59 | Comments(0)

インディアンナバホの祖父は少年に話しかけた。
 少年ブルースは父が白人・母がインディアンであり母違いの白人の兄弟がいる。
 「耳を澄ませるんじゃない、心を済ませるのだ。そうすればこの世のすべてのものが、お前にささやきかける
 声を聞くことが出来る。母なる大地の声、父なる空の声、岩も草も花も鳥もお前の兄弟であり姉妹なのだ。
 お前が花を見るときは、花もお前を見ている。
 お前が風邪の声を聞くときは、風もお前に語りかけている。
 お前が石を拾い上げるときは石もお前を選んだのだ。
 お前は一人じゃない。
 お前が弟が兄を愛するように彼らを愛するなら、彼らも同じようにしてくれるだろう。
 兄が弟を助けるように、お前を助けてくれるだろう。」
  
 19世紀の半ば南西部に進出してきた白人たちにとって、インディアンは駆除されなければならない
 未開の野蛮人だ。土地を奪われ家を焼き払われ、わずか数年の間に何万という人が故郷を遠く離れた
 場所で、病や飢えに倒れて死んでいった。
 
 ブルースは15歳まで祖父に育てられた。
 その後、父の経営する牧場で働くようになった。

   真冬 はブルースの兄嫁、事故で兄ラリーは死亡。
 ブルースに祖父を紹介され、真冬も祖父からいろいろ話を聞く。
 「真冬、目に見えるものが真実とは限らんのじゃよ。人びとは答えを自分の外に探そうとする。
 外側にあるものなら目で見て安心できるから。だが惑わされてはいけない。本物の答えはいつも自分の中に
 ある。見えないもの、手で触れないもの、耳に聞こえないものの中にこそ真実が隠されている」
 
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by huutyann1 | 2013-07-02 09:11 | Comments(0)