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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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 旅にはそのたびにふさわしい年齢がある。
 沢木さんの深夜特急の旅は20代の半ばだった。
 
 もし同じコースを今、旅すればたとえ他の条件がすべて同じであったとしても
 全く違う旅になるだろう。
 残念ながら今はどこに行ってもどのような旅をしても、感動や興奮が少なくなっている。
 すでに多くの土地を旅しているということもあるが、年齢が、つまり経験が、
 感動や興奮を奪ってしまったのかも。
 沢木さんは今、多分50代半ばだと思う。
 
 旅は偶然に満ちている。
 さまざまな種類の偶然が旅を変容させていこうとする。
 例えばいくら厳密な予定を組んでいても予期しなかった事態に遭遇して、変更を余儀なくされそうになる。
 その時大事なのは、あくまでも予定を守り抜くことと、変更の中に活路を見出すことの
 どちらがいいか、とっさに判断できる能力を身に着けていること。
 それは言葉を換えれば、偶然に対して柔らかく対応できる力を身に着けているかどうかということでもある。
 
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by huutyann1 | 2013-09-28 20:05 | Comments(0)

 ジャンナは高級女性誌の有能でファッショナブルな副編集長。
 数年前に夫と母を癌で亡くして、彼女の人生は大きく変わった。
 独りぼっちになったジャンナはもう若くはなく、よりどころもない自分のもろさを
 初めて意識する。
 そんな時、近所の薬局で90過ぎの貧しい一人暮らしの女性モーディと出会い、その独立心旺盛な強い個性
 に惹かれ、次第に人間的な絆で結ばれていく。
 老いの孤独と仕事を持つ女性の問題に真摯に向き合い、切なくもしみじみと深く胸を打つ感動作。
 
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by huutyann1 | 2013-09-10 19:29 | Comments(0)

 二本の足で歩くので脳と足の間では、実に複雑な信号のやり取りが行われている。
 ふつう無意識に歩いているが、一歩を踏み出すごとに足の筋肉から大量の情報が神経を伝って
 大脳新皮質の運動をつかさどる感覚野に届く。
 脳への情報伝達速度は実に秒速100メートルを超えている。
 一歩を踏み出す時でも、足はどのように動いているのか、体全体のバランスは取れているか、
 接地面は安全か、勾配はどうなっているかなどの情報が瞬時に脳に届き、次々に指令を受けながら
 足の筋肉が動いて次の動作につながっていく。
 さらに歩くためには目で見、手を振ってバランスを取り、皮膚で空気の温度を感じ、鼻でにおいを感じると
 言うように、体の色々な感覚を使っている。
 これらの情報もすべて大脳新皮質に届く。
 考えてみればこんな複雑なことを一歩づつ行って歩いているのである。
 この膨大な情報のやり取りがそのまま、脳を活性化させることにつながっている。
 其れでもあるいているだけで無意識のうちに脳のネットワークは複雑で活発な動きをしている。
 つまり、歩き続ける限り「脳年齢」を若く保てるということになる。
 

 



 
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by huutyann1 | 2013-09-07 18:18 | Comments(0)