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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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 以前、奥田さんの「空中ブランコ」を読んだ。
 意表をつく面白さに夢中で読み進んだ。
 「純平考え直せ」はのびのびいきて、意志を貫いていく若き純平を捉えている。
 純平はヤクザで兄貴を敬愛している。
 兄貴も親身に純平を可愛がってくれる。
 その敬愛する兄貴から鉄砲玉になってくれと言われ、受け入れる。
 
 決行の前に大学教授をリタイアして本当の自分を生きたいという老人と知り合う。

   老人の話
    「僕は大学を退官して家族を捨てることにした。これまであらゆるものに縛られて生きてきた。
    あらゆることに紳士的、理性的であろうと努め微笑を絶やさなかった。周囲は僕を温厚な紳士
    と決め付けていた。全てが僕を信用していたが、本当はそんなんじゃなかった。
    僕は紳士でなんかいたくなかった。
    心の中には噴火しそうな何かが、ふつふつと煮立っていた........。」
 老人の話は続くが本筋ではない。
 ほとんどの友達・知り合いに考え直せ・やめろと言われるが純平は決行する。  

 
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by huutyann1 | 2013-12-18 07:41 | Comments(0)

 筑後川に大石堰を築いた史実を元に書かれている。
 水を望み水に泣いた筑後川流域の百姓をの水に挑む姿、それを五人の庄屋が身代を投げ打って協力して
 行く。
 大石堰は戦前の小学校の教科書にも載っていて、筑後地方では有名な存在。
 堰を作った人間たちの肉声、嘆きや歓喜、血と汗と涙の物語である。
 
 「恩讐の彼方に」で有名な青の洞門の前回和尚を思い出した。
       
     
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by huutyann1 | 2013-12-01 09:03 | Comments(0)