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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

元過激派の父、一郎が起こす騒動に翻弄されながら、東京から西表島へ移住していく息子、二郎の成長と友達・周りの状況等面白く書いていて
二晩で読み切った。やはり本は興味を持って読み進めるものがよい。
二郎は11歳。小6です。彼の精神的・肉体的様子もよく書かれている。

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# by huutyann1 | 2016-08-26 19:23 | Comments(0)
大阪と神戸を結ぶ私鉄電車の沿線に、1軒の古い集合住宅があった。
いかにも薄そうな外壁は疲弊して黄ばみ、スレートの屋根瓦は色あせていた。
その文化住宅は電車が信号待ちで停止する線路わきにあった。
車内の乗客が何気なしに外を見る際、自然と視界に入りおまけに手を伸ばせば届くのではないかと思うほど
近かった。
日中は外観を眺めるばかりだが、灯ともし頃になると夜もカーテンを引かないその家の様子が窓の中に
映っている。
70前後の夫婦の暮らしがアップされる。
同じ時間帯にその電車に乗る人は、丁度無声映画を見るような気分にさせられる。
夕飯時なので何を食べているのかわかるような近さである。
何人かの乗客がその風景を見て感じることを文章にしている。

この話は3・4年前NHKの朝のラジオの朗読で聞いていたので、興味深く読めた。




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# by huutyann1 | 2016-08-18 08:21 | Comments(0)


直木賞受賞作品。
主人公圷 歩(あくつあゆむ)。
『サラバ!』は、上下巻合わせて700ページを超える長編物語です。この長さゆえに、上巻のみで読むのを断念してしまう人もいるようです。しかし、『サラバ!』の良さは、この長さにもあるのです。上巻での主人公を取り巻く日常をしっかりと見ておくことが、下巻での結末につながるのです。

上巻では、終始「僕」という一人称で語られ、主人公・歩の目を通して見た家族の、そして友人たちの姿が描かれています。歩は父親の仕事の都合で、イランで生まれ、その後日本に帰国し、さらにエジプトへ転校し、また日本へ戻るという生活を経験します

西加奈子は1977年にテヘランに生まれ小学5年までエジプトで育っている。この辺りまでは歩と交錯している。

「サラバ」は親友、ヤコブとの別れの言葉である。それ以上に二人だけに通じる大事な言葉として使われている。


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# by huutyann1 | 2016-07-17 07:44 | Comments(0)
題名を見たとき何の話かと思った。本の表紙の写真も???。
ネットで調べたら「老朽化して非効率的な工場などを廃し、新しい施設に置き換える。」とありました。

健斗〈20代)は母(務めている。)とじいちゃんの3人暮らし。健斗は就活で家にいることが多くじいちゃんの世話をしている。
これまで健斗は祖父の体調不良の訴えを聞き、総合病院やら内科、形成外科などへ何十回も送り迎えしている。
どこで検査をしても生死にかかわるような病は見つからなかった。87歳という年齢に合った状態である。
健斗にもお母さんにも迷惑をかけて申し訳ない。もう死にたい。」と何度も何度も口にする。
本当の孝行孫たる自分は今後、祖父が社会復帰するための訓練機会を、しらみつぶしに奪ってゆかなければならない。
「使わない能力は衰える。」ことに注目し実行した。

就活に成功し健斗は祖父とわかれることになった。
気の塞いだ祖父が死にたいとつぶやきだすだろう。母がそれに耐えられるか心配になる。





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# by huutyann1 | 2016-06-25 07:36 | Comments(0)

  モンスターとはここでは極端に醜い女性を指す。
  幼いころから嫌われさげすまれてきた。
  男の子にも全然相手にされなかった。しかし人並みに恋心が芽生え、手編みのマフラーをその子にプレゼ  ントした。男の子はそれを犬の首に巻き付けた。

  卒業して就活に励んだが醜さが災いしてうまくいかなかった。
  美人になることにした。整形には莫大な費用が掛かる。
  そのために風俗を選んだ。
  
  何年も目的達成のため我慢をし手術を繰り返した。
  目・鼻・口・歯を抜き顎の骨をけずり別人のように超美人になった。
  莫大な費用がかかった。

  その時亡霊のように蘇ってきたのは、一人の男への、狂おしいまでの情念だった。
  その王子様も今は中年。妻も子もいて離婚はできないという。
  恋が実ることなく心臓疾患であっけなくこの世を去ってしまう。

  美容整形の項はいい加減なことは書けない。と意識しながら執筆したようである。

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# by huutyann1 | 2016-06-07 10:18 | Comments(0)