いつも心の中に  小手毬るい

みづきは5年生の時学校にいて父の急死を知らされた。朝出かけるときは全く変わりなかったのに、信じられなかった。
いつも優しい人だった。
みづきは部屋から出なくなった。
学校にも行けなくなってしまった。

母はみづきを夏休みの間父の姉にあたるおばさんの家へ行かせることにした。
おばさんは留学中に知り合ったアメリカ人と結婚してアメリカに住んでいたが、離婚して一人で住んでいる。

おばさんの家に来て何日かした頃おばさんの仕事についていくことになった。

車はどんどん曲がり角をいくつも曲がり、カーブの多い川沿いの道を走り又別の林の中を通り抜け、一面緑の景色の広々としたところについた。

そこはおばさんが楽園と呼んでいるところで、いろんな動物がいた。
「ここにいる動物は病気にかかったり死にそうになったり、飼い主に捨てられたり
傷つけられたりいじめられたりしていたものを、保護して引き取り治療したり
介護したりして、幸せに暮らしてもらう」というのがおばさんの仕事だった。
一日ボランティアをする。
汗をかいてくたくたになるけどとてもやりがいがある。。動物は可愛い。
ここで働いているうちに父を亡くした悲しみも忘れてしまっていた。
いや忘れたのではなく父はいつもみづきの心の中にいた。
月日が過ぎお母さんとお兄ちゃんが迎えに来る日が決まった。
おばさんは言った。
「みづき、命と命って繋がっていると思わない?あなたのお父さんはみづきと
私をつないでくれているし、みづきはお父さんと私をつないでくれている。」


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# by huutyann1 | 2017-02-03 14:20 | Comments(0)

陰謀の日  シドニーシェルダン

現場に居合わせた目撃者たちは驚きのあまり、口もきけなかった。
ただ恐れおののき身震いしながら目を見張るだけだった。
ニューメキシコ州ロズウェルに墜落したのはUFOなのか?
上官に見込まれたのが仇になりベトナム戦争の英雄ロバート・ベルミー中佐はこの事件の調査を命じられてしまう。
事件の目撃者は近くを通り過ぎたバスの乗客9名(うち神父1名)だが乗客名簿も何もなく、手掛かりがない。



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# by huutyann1 | 2017-01-18 19:38 | Comments(0)

いとの森の家  東 直子

主人公カナコは小4の女の子。
両親と姉・妹の五人家族。
父の転勤で福岡の糸島半島の「いと」と呼ばれる田舎の森の近くに家を建てて引っ越す。
初めての田舎生活で戸惑うことが多い。
小学校の集団登校のまっすぐな長い道は降り続いた雨でじっとり濡れていた。
その一本道の両側は田んぼで、雨に濡れた道へ田んぼから飛び出してきた蛙が、車にしかれてつぶされ
雨でふやけた白い蛙肉が道一面に敷き詰められていた。
よけて通るにもスペースがなく、気分が悪くなり登校初日から保健室のお世話になった。

友達もでき近所に住むアメリカ帰りのシャレたおばあさんとも知り合った。
おばあさん「ハルさん」は死刑囚の慰問をしていた。
手作りのお菓子や置物など色々もって刑務所を訪れるのである。
刑を執行されて遺骨の引き取り手がない人の骨を持って帰ったりもしていた。

このハルさんは死刑囚の母と呼ばれ、福岡の刑務所を訪問して死刑囚とたくさんの手紙を交わしたり
した人で実話です。
いろんな田舎生活を楽しみやっと慣れて一年と少し、また突然の転勤で広島へ行くことになってしまう。
この物語はいとの森の家で過ごした一年余りのカナコ一家の様子を書いたものです。



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# by huutyann1 | 2016-12-21 19:12 | Comments(0)

幻冬の門  五木寛之

死んだら極楽とか地獄と言ったのは昔で、今は「死んだら終わり」という考えが主流になっている。
つまり後生のことを考える人は少ないということ。

自立心を持つ。死ぬときは一人だということを悲惨とか寂しいとか思わず、一人で生き一人で去っていくことの幸せを
自分で作る。
共棲自立(一緒に住んでいるけれど生活のリズムその他何事も自由にする)というのも一方法。
1人で出来ることの範囲を広げていく。
音楽・俳句・パソコン・ウオーキング・映画・テレビ・一人カラオケ・図書館・美術館・など楽しみはいっぱいある。

人とのつながり、絆に期待しない事から独立心が生まれる。70歳くらいからこれら色々終活への期待・準備を始めるとよい。
物忘れを嘆くことはない。成長してくる中で、身に着けた知識と記憶を少しづつ世間に返していく。だんだん子供に還り
やがて誕生した場所へ還る。それが死。

預貯金については5000万あれば完璧かというとそうでもない。
ガンになれば何とか助かりたいと思って、ほとんどのお金を使い果たす。何とか言う免疫療法は380万もするらしい。
そういう診療法は自由診療だから高い。
大事なことは70過ぎてがんを宣告されたとき、治療するかしないかです。
残念だけど天命と思って治療しない人のほうが、少なくとも安らかに死ねるらしい。
   覚悟を決めるのが大事。



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# by huutyann1 | 2016-11-08 20:27 | Comments(0)

ヒート  堂場瞬一

マラソンをテーマにしている。
走る選手の様子というより、裏方、マラソンの主催者側を中心としている。
「日本人に世界最高記録を取らせるため」の準備が始まる。
  ●できる限りフラットなコース選び。
  ●暑くない。
  ●風が弱い。
この3つが大切だそうです。近年のマラソンで重要なのがペースメーカーという存在。
ペースメーカーは一定のリズムで一番前の選手のその前をはしり、ペースを作る選手で
基本的には一定の距離30キロでレースからぬけてしまう。
ところがこのペースメーカーは30キロが近づくころからこのまま、レースを続ける気になってしまう。
実際体調がよくて、うまくいけば自分がレースを物にできるような気になってくる。
そして走り続ける。
どちらが優勝したか、タイムは?結果を出さないまま話は終わっている。
読者に結果を預けたのだけど読む法としてはちょっと物足りない。

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# by huutyann1 | 2016-10-21 20:38 | Comments(0)


本が好きなことの幸せ


by huutyann1

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