モンスター  百田尚樹


  モンスターとはここでは極端に醜い女性を指す。
  幼いころから嫌われさげすまれてきた。
  男の子にも全然相手にされなかった。しかし人並みに恋心が芽生え、手編みのマフラーをその子にプレゼ  ントした。男の子はそれを犬の首に巻き付けた。

  卒業して就活に励んだが醜さが災いしてうまくいかなかった。
  美人になることにした。整形には莫大な費用が掛かる。
  そのために風俗を選んだ。
  
  何年も目的達成のため我慢をし手術を繰り返した。
  目・鼻・口・歯を抜き顎の骨をけずり別人のように超美人になった。
  莫大な費用がかかった。

  その時亡霊のように蘇ってきたのは、一人の男への、狂おしいまでの情念だった。
  その王子様も今は中年。妻も子もいて離婚はできないという。
  恋が実ることなく心臓疾患であっけなくこの世を去ってしまう。

  美容整形の項はいい加減なことは書けない。と意識しながら執筆したようである。

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# by huutyann1 | 2016-06-07 10:18 | Comments(0)

海賊と呼ばれた男  百田尚樹


  出光興産の創業者出光佐三をモデルにし、その一生を記したもの。
  1945年8月15日。世界を敵に戦った日本の戦争は敗戦に終わった。
  東京をはじめとした主要都市は徹底的に爆撃されがれきの山となり、海外資産のすべてを失い
  莫大な賠償金が課せられようとしていた。
  鐵造は店員を集め「すべてを失おうとも日本人がいる限り、この国は必ずや再び立ち上がる日が来ると述  べた。
  
  出光佐三というとタイムカードなし・出席簿なし・馘首なし・定年なしを貫き通した。で知られる。この風潮    は佐三の死後も近年まで続いた。  
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# by huutyann1 | 2016-05-11 20:36 | Comments(0)

家族  小杉健治


  親の介護と裁判員制度の実施を追求した小説。
  
  ホームレスも人情あり、知識人あり、そうでない人もいて実に様々。
  公園の前の家をいつも見ていたホームレスがその家のおばあさんを殺害した。
  ということで裁判員裁判が始まる。
  
  法的知識を対して持たない裁判員が弁護士や検事に向かっていくことになる。
  
  強盗致死罪では無期または死刑。自殺関与および同意殺人では6っか月以下7年の懲役・禁固
  となる。同じ殺人であっても格段に罪の内容が違う。
  この場合は明らかに自殺関与であるが、ホームレス自身が強盗致死を主張する。
  その陰には認知症を含む高齢化社会の問題がある。

  裁判は被告の自白に基づき強盗致死となる。
  
  ホームレスには「気が変わったら控訴ができる」と伝えた。

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# by huutyann1 | 2016-04-15 19:48 | Comments(0)

白紙からの選択  遠藤保仁


  サッカーの楽しさを簡単に言えば、一つのボールを全員が必死になって追いかけること。
  ゴールを奪うために、またゴールを奪われないために、全員ががむしゃらになってボールを追いかける。
  見ている人もおなじ気持ちになって心の中でボールを追いかける。
  そうやってスタジアムに一体感が生まれて、その一体感はテレビを通じてもっとたくさんの人に
  共有される。
  つまりみんなで喜んだり、悲しんだりするところ。

  引退したらやってみたいのはマグロの一本釣り。
  中途半端じゃなくて本格的なタツ。めちゃくちゃ大きな船で、半年くらい日本に帰ってこられない遠洋漁業。
  精子をかけて仕事をする現場。釣った分だけ収入になる。僧いう世界にあこがれている。

  
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# by huutyann1 | 2016-04-03 06:01 | Comments(0)

山頭火 七百一句の自薦句集 編・村上護

45歳で当てのない托鉢行脚の旅に出てしまった。

その後は約8年間、行乞から得られる米や喜捨銭、木村緑平をはじめとする友からの援助などに支えられながら、西日本を中心としてほぼ日本全国を旅した後、山口は小郡の其中庵(ごちゅうあん)、湯田の風来居(ふうらいきょ)と移り住み、最後は四国松山の一草庵(いっそうあん)で本人の希望通り「ころり往生」した。享年58歳(昭和15年没)。

托鉢僧のなりはしているものの、時折羽目を外して、ただ酒を飲むは芸者と騒ぐわで、俳句仲間に多大な迷惑をかける、言うなればだらしない男であった。それなのになぜか多くの人に好かれ金銭の援助もあって、しかもその中で珠玉のような俳句を残した。

彼の俳句は自由律に属し、季語や字数にとらわれない特徴がある。そしてそこには人間の性(さが)が赤裸々に表れている。

すべつてころんで山がひつそり
また見ることもない山が遠ざかる
松はみな枝垂れて南無観是音
分け入つても分け入つても青い山
鉄鉢の中へも霰

d0126575_17405132.jpg
山へ空へ摩訶般若波羅密多心経
水音の絶えずして御仏とあり
ほろほろほろびゆくわたくしの秋
生死の中の雪ふりしきる
おちついて死ねそうな草萌ゆる
濁れる水の流れつつ澄む
風の中おのれを責めつつ歩く


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# by huutyann1 | 2016-03-24 17:56 | Comments(0)


本が好きなことの幸せ


by huutyann1

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