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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ

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『約束の海』(やくそくのうみ)は、山崎豊子の小説。同著者の最晩年の作品であり、2013年8月29日号から2014年1月16日号まで、『週刊新潮』にて連載された。全3部を予定していたが、第1部の第6回が掲載されたのち、2013年9月29日に山崎が死亡したため、未完の絶筆となった。

山崎は第1部・全20回分の原稿を書きあげており、連載は第1部最終回まで続行された。

単行本は2014年2月20日に新潮社から発売された。巻末には、原稿用紙6枚にのぼる構想メモを元に編集部が注釈を付けてまとめあげた、残り2部の粗筋が21ページにわたりあとがきとして掲載されている。

自衛隊の潜水艦くにしおの機内の交話は艦長室にすべて聞こえるようになっている。
イザというときは呼びに行かなくてもすでに艦長はすでに現場に現れている。
水中を伝播する音は空気中よりはるかに早く、遠くまで届く。このため光も電波も役に立たない水中では唯一の有効な捜索手段になる。

くにしおが訓練中浦賀水道航路を抜けてわずか3分後なんと、第一大和丸(遊漁船)に衝突した。

白い巨塔では医学、華麗なる一族では金融、二つの祖国では東京裁判を専門的に勉強して成果を上げている。
今回は潜水艦について勉強。

山崎豊子の逝去により未完に終わったが第一部潜水艦くにしおは完成していたが
山崎の病気でその後の取材は難行し従来のように自身で出向けなくなった。それで山崎さんのために編集担当の矢代新一郎が社内に
プロジェクトチームを立ち上げ、全面的な支援体制を作り山崎を励ました。

(約束の海は海上自衛隊潜水艦と遊漁船なだしおの衝突事故を題材にしている。)


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# by huutyann1 | 2016-01-05 14:18 | Comments(0)
寝っ転がってテレビやビデオ見ているのが本当に好きで(同感)誰もいない家で見ている最中に、その幸せに気が付くとげらげら笑いだしてしまい、あ~一人暮らしはやめられないと思う。しかしげらげら笑っている最中にも、私は怠け者だと胸がざらざらする。
普通60歳が定年だが、定年のない私はもう70歳。それに癌でありもうすぐ死ぬ。
元気に生きている人はいつかは死ぬが、いまではないと思っている。
もうすぐ死ぬと思うとやる気がからきしなくなる。でも生きていて何もやることがないと退屈である。
墓を買ったり寺を決めたりしたが、生きているとつい忘れてしまう。死ぬことを。
「死ぬ気まんまん」というタイトルは息子さんの画家、広瀬 弦さんがもらした言葉「おフクロなんかこのごろ死ぬ気まんまんなんですよね」
からもらった。72歳は若すぎる。

北軽井沢の春はいっぺんにやってくる。
山が笑いをこらえているように少しづつ膨らんできて茶色かった山が薄紅がかった灰色になり、真っ白な部分とピンクのところとが
山一面にばらまいたように現れる。
こぶしと桜がいっぺんに咲くのだ。
私が死んでも、もやっているような春の山はそのままむくむくと笑い続け、こぶしも桜も咲き続けると思うと残念である。
「佐野洋子」の画像検索結果
佐野洋子

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# by huutyann1 | 2015-12-10 08:29 | Comments(0)
のりのきいた、きれいなシーツ食べ物も栄養を考え、食べやすさを考え介護士は皆優しい。
母、シズコさんは認知症が次第にひどくなり、世話をしきれなくなったので兄弟姉妹で考え施設に入ったのである。
入所は10年前である。

私はシズコさんに優しくなかった。別にいじめたりする訳ではなくただ、情がわかなかった。
自分でもどうしようもなかった。
母を好きになれないという自責の念から解放されることはなかった。
私はバアさんに好かれる人だった。自責の念の裏返しだったのかもしれない。
私は自分と母の関係は異常なものだと思っていたが、40も過ぎて自分の母が嫌いな人がたくさんいるのを知って驚いた。
ある友人は時々首を絞めたくなるといった。

家を買うとき母に頭金を借りた。
母は何も言わず出してくれたが銀行と同じ利子をとった。私は親をありがたいと思い、また親が利子を取るのかアとも
腹の底で感じた。その母さんも呆けた。「ごめんなさい。ありがとう。」を連発するようになった。
私は殆ど50年以上の年月、私を苦しめていた自責の念から解放された。
生きていてよかった。
こんな日が来るとは思わなかった。
母が呆けてくれたおかげである。
私も死ぬ。
生まれてこない子はいるが、死なない人はいない。
静かで懐かしいそちら側に私も行くから。

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# by huutyann1 | 2015-11-24 18:58 | Comments(0)
船場で生まれ船場で育ったれっきとした「いとはん」の山崎豊子。
5人兄弟の真ん中で唯一の女性。しかし外では男っぽく女子をいじめる男子を棒を持って追いかけ「こぼんちゃん=小学生前後の男子」と呼ばれていた。
家では一人娘ということもあり、おつるどんと言う上女中が身の回りの世話をしてくれた。
お茶・お花・日本舞踊のけいこには行き返りはおつるどんが附いてきた。
船場では昔から衣食住のうちで衣を最も大事にし、衣服のしきたりが非常に厳しい。
前丁稚(まえでっち)の厚司(あつし)。丁稚は糸入縞貫(いといりしまぬき)の着物。
手代は河内木綿の着物。番頭だけ羽織着用。下女中はもめん・上女中は銘仙というお為着のしきたりがある。これをもし間違って丁稚が河内木綿の着物で集金に出かけようものなら、笑いの種になり店の信用問題にまでなってしまうから、船場の主婦権は普通の家庭で言われる主婦権とは
異なった責任の重さと厳しさがありいわば、使用人たちの着るものと食べ物を担当する
労務部長的存在である。今では関係の内容のことばかりだが当時を想像して興味深く読んだ。

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# by huutyann1 | 2015-10-29 19:12 | Comments(0)
トンネルを掘っていく。
その一番先を切羽という。
トンネルが繋がってしまえば
切羽はなくなってしまう。
掘り続けているうちは
いつも一番先が切羽。
これ以上先へは進めない場所。
宿命の出会いに揺れる男女を
緻密な筆に描き切った愛感あふれる恋愛小説。
第139回直木賞受賞作品。
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# by huutyann1 | 2015-10-23 16:26 | Comments(0)