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読書日記h1

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本が好きなことの幸せ


  サッカーの楽しさを簡単に言えば、一つのボールを全員が必死になって追いかけること。
  ゴールを奪うために、またゴールを奪われないために、全員ががむしゃらになってボールを追いかける。
  見ている人もおなじ気持ちになって心の中でボールを追いかける。
  そうやってスタジアムに一体感が生まれて、その一体感はテレビを通じてもっとたくさんの人に
  共有される。
  つまりみんなで喜んだり、悲しんだりするところ。

  引退したらやってみたいのはマグロの一本釣り。
  中途半端じゃなくて本格的なタツ。めちゃくちゃ大きな船で、半年くらい日本に帰ってこられない遠洋漁業。
  精子をかけて仕事をする現場。釣った分だけ収入になる。僧いう世界にあこがれている。

  
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# by huutyann1 | 2016-04-03 06:01 | Comments(0)

45歳で当てのない托鉢行脚の旅に出てしまった。

その後は約8年間、行乞から得られる米や喜捨銭、木村緑平をはじめとする友からの援助などに支えられながら、西日本を中心としてほぼ日本全国を旅した後、山口は小郡の其中庵(ごちゅうあん)、湯田の風来居(ふうらいきょ)と移り住み、最後は四国松山の一草庵(いっそうあん)で本人の希望通り「ころり往生」した。享年58歳(昭和15年没)。

托鉢僧のなりはしているものの、時折羽目を外して、ただ酒を飲むは芸者と騒ぐわで、俳句仲間に多大な迷惑をかける、言うなればだらしない男であった。それなのになぜか多くの人に好かれ金銭の援助もあって、しかもその中で珠玉のような俳句を残した。

彼の俳句は自由律に属し、季語や字数にとらわれない特徴がある。そしてそこには人間の性(さが)が赤裸々に表れている。

すべつてころんで山がひつそり
また見ることもない山が遠ざかる
松はみな枝垂れて南無観是音
分け入つても分け入つても青い山
鉄鉢の中へも霰

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山へ空へ摩訶般若波羅密多心経
水音の絶えずして御仏とあり
ほろほろほろびゆくわたくしの秋
生死の中の雪ふりしきる
おちついて死ねそうな草萌ゆる
濁れる水の流れつつ澄む
風の中おのれを責めつつ歩く


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# by huutyann1 | 2016-03-24 17:56 | Comments(0)
Kさんが「合わせたい人がいる。」といった。
作家で麻雀好きらしい。
その店に行った。「いた いた」Kさんが嬉しそうに言った。
奥の席にその人はうなだれて目を閉じていた。
ポッコリとしたおなかが赤ん坊のようで、其のおなかの上に両手を行儀よく揃えて置いたぽっちゃりとした
手も赤ん坊のようだった。
眠っているその人の頭がデッカイ。
大きな頭と赤ん坊のような可愛いおなかと、行儀よく合わせた指が何とも愛らしく思えた。

時々麻雀に付き合ったり飲みに行ったり、旅打ちにも出かけた。

先生の小説を読んでいると、ある一点に目が止まった。
<自分のどこかが壊れている。>と思い出したのは其のころからだった。漠然と感じる世間というものが
その通りのものだとすれば自分は普通ではない。他人もそうなのかどうかわからない。
他人は他人で違う壊れ方をしているのか、いないのかそれもよくわからない。

サブローは雑誌を閉じた。

歯医者の話をした。
「Kさんにいい歯医者を教えてもらったんだけど、Kさんの知り合いらしいからあまりひどい歯を見せるのも
失礼だしね。だからその歯医者に行く前に少し直してから行こうと思っている。

編集のN君が「小説をもう一度書いてみませんか」といった。
僕はその気は全くないと答えた。
また引越しを考えている。というと「引っ越し先が決まったら教えてくださいね」という。「どうして?」と聞くと
「あなたと会っているだけでいいんです。」といった。

Kさんからの知らせで先生の突然の死を知った。先生には友情を超えた敬愛を感じていた。(先生は色川武大)

弟を亡くし、親を亡くし、妻を亡くし先生まで亡くした。もう書かないと言っていたサブローはまた書き始めた。



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# by huutyann1 | 2016-02-24 16:52 | Comments(0)
舟を編むと言うのは大百科事典「大渡海」の編集を指している。
「西行」の項目で言えば
平安から鎌倉にかけて活躍した歌人であり僧侶。
出家前の名前は佐藤義清。23歳の時思うところあって出家。
以後諸国を旅し多くの歌を詠む。
「願わくば花の下にて春死なん、そのきさらぎの望月のころ」は現代に到るまで人口に膾炙した歌である。
自然と心情を巧みに読み無常観に裏打ちされた独自の歌風を築いた。

有限の時間しか持たない人間が広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎ出していく。
真理に迫るためにいつまでだってこの船に乗り続けていたい。

用例確認を終えた原稿に辞書編集員が総出で文字の大きさ・フリガナの始末を入れる。
すべて「大渡海」の編集方針に従い、企画が統一された表記になる。
「あ行」から出来上がった順に印刷所へ入稿する。

入稿した原稿は校正刷りとなって印刷所から戻ってくる。
辞書編集部員と校閲者が校正刷りをチェックする。
誤植はないか間違いはないかチェック項目は無数にある。
大渡海のような大きさの辞書は校正刷りのやり取りは初校から五校まで最低5回、もっと大きな辞書では10回に及ぶ。

15年の歳月をかけて、今を生きる辞書「大渡海」は日の目を見た。

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# by huutyann1 | 2016-02-05 18:55 | Comments(0)

商品の詳細
『約束の海』(やくそくのうみ)は、山崎豊子の小説。同著者の最晩年の作品であり、2013年8月29日号から2014年1月16日号まで、『週刊新潮』にて連載された。全3部を予定していたが、第1部の第6回が掲載されたのち、2013年9月29日に山崎が死亡したため、未完の絶筆となった。

山崎は第1部・全20回分の原稿を書きあげており、連載は第1部最終回まで続行された。

単行本は2014年2月20日に新潮社から発売された。巻末には、原稿用紙6枚にのぼる構想メモを元に編集部が注釈を付けてまとめあげた、残り2部の粗筋が21ページにわたりあとがきとして掲載されている。

自衛隊の潜水艦くにしおの機内の交話は艦長室にすべて聞こえるようになっている。
イザというときは呼びに行かなくてもすでに艦長はすでに現場に現れている。
水中を伝播する音は空気中よりはるかに早く、遠くまで届く。このため光も電波も役に立たない水中では唯一の有効な捜索手段になる。

くにしおが訓練中浦賀水道航路を抜けてわずか3分後なんと、第一大和丸(遊漁船)に衝突した。

白い巨塔では医学、華麗なる一族では金融、二つの祖国では東京裁判を専門的に勉強して成果を上げている。
今回は潜水艦について勉強。

山崎豊子の逝去により未完に終わったが第一部潜水艦くにしおは完成していたが
山崎の病気でその後の取材は難行し従来のように自身で出向けなくなった。それで山崎さんのために編集担当の矢代新一郎が社内に
プロジェクトチームを立ち上げ、全面的な支援体制を作り山崎を励ました。

(約束の海は海上自衛隊潜水艦と遊漁船なだしおの衝突事故を題材にしている。)


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# by huutyann1 | 2016-01-05 14:18 | Comments(0)